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明るい未来の日本のために!!

 昨年は、皆様方から賜りましたご支援の下、「生活第一」をめざした政治活動に全力投球することができました。
 温かいご厚情の数々に対し、心より厚く御礼申し上げます。
 政権交代から1年4ヶ月。この間、外交、内政、国会対応、党運営など、ご心配をおかけすることばかりが続き、誠に心苦しい限りでした。
 しかし、「生活第一」の公約の下、生活・暮らしの安定・向上をはかるべく、全力で取り組み、失業保険加入資格の拡大、生活保護の母子加算の復活、父子家庭に対する児童扶養手当の支給、国保の保険料滞納世帯の高校生以下の子どもに対する保険証交付、高校授業料の無償化、学校校舎の耐震化促進、雇用促進税制の新設、シベリア抑留者への慰労金の支給など、自民党政治では成し得なかった政策を実現することができたことは大変大きな成果でした。
 やはり政治によって変わる生活・暮らし、政治によって変わる社会が確実にあるのです。
 昨今あらためて痛感することは、資源なき日本における最大の資源が「人材」であるということです。
 「泰平の眠りを覚ます蒸気船」以降、今日までの日本の発展、国民生活の飛躍的な向上は、ひとえに真面目で、勤勉で、優秀な「人材」が支えてきましたが、この「人材」は「若者」と同義語と言っても差し支えないものと思います。
 しかし、その次代の日本を担うべき若者の昨年の就職内定率は、就職氷河期の頃を上回る最悪の水準を示し、就職できた若年層の収入も近年大幅に落ち込んでいます。このような雇用不安、将来不安は、結婚数の大幅な減少傾向をもたらし、さらなる出生率の低迷、少子化の加速につながっています。若者がいかに夢をもって生きていけるかは、日本の社会の将来の明るさを示す鏡です。
 「働く」の字が「人が動く」と書くように、雇用・労働は人間生活の根幹であり、「働く」部分の幸せ度が社会全体の幸せ度を示すのです。雇用の安定は人間の幸せの源泉であり、人間存在の基本を支える医療・福祉の充実とともに政治の最重要課題の一つです。
 今年も、人間の幸せを追求する本来あるべき政治の姿を求め、明るい未来をめざし、国民の幸せの実現のため、全力で頑張ります。
 平素よりのご支援、ご厚誼に対し、重ねて感謝申し上げますとともに、今後の皆様方のご健勝、ご多幸を心よりお祈り申し上げます。



          2011年1月
参議院議員 辻 泰弘
※「PRESS民主号外」(2011.1.1)掲載

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