謹んで新春のお慶びを申し上げます。
前回の参議院選挙で皆様方のご支援を賜り、国会にお送り頂いて以来1年5ヶ月。至らぬ身ながらも、庶民の幸せのため、また、ふるさと兵庫のため、全力で国会活動に専心しています。
何分、新米の一年生議員のこと故、名前も顔も売れておらず、事務所に来られた地元の方から秘書と間違われ、「議員さんにもよろしく」とのお言葉に、「私が辻です」と申し上げるのも心苦しく、「後でよく伝えておきます」とお答えするなど、議員と秘書の一人二役で頑張っています。
今日、世界はグローバル化の荒波に覆われ、競争・効率・自己責任の論理が幅をきかせていますが、そのような論理が支配する社会に庶民の幸せはありません。
政治の使命は、激烈な競争原理の荒波から庶民の生活を守り、庶民の幸せを大きくしていくことでなければなりません。
その政治に課せられた本来の使命を十分に踏まえることなく、小泉総理は「改革なくして成長なし」と構造改革を唱えてきましたが、今やそのスローガンは色あせ、「改革なしなし成長なし」と言うべき状況です。
そして地方分権を声高に叫びながらも、地方への財源移譲に全く手をつけないままに、単なる地方へのツケ回しで国の財政を取り繕おうとしていますが、そのような極めて一方的な、地方軽視の政策運営は許されるものではありません。
私は、雇用・福祉・教育・人権・地方分権など、皆様方の立場を踏まえた、真に国民のための改革の実現に全力で取り組みます。
祖母が丹波の生まれで、丹波の血が四分の一流れる身として、丹波の発展と丹波の皆様方の幸せのために人生を尽くす決意です。
何卒、本年もよろしくお願い申し上げます。
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2003年1月 |
参議院議員 辻 泰弘 |
※「丹波新聞」(2003.1.1)掲載
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