政策金融は原則廃止 

 日本経済新聞 2002/08/29  

 

 塩川正十郎財務相は29日午前の参院決算委員会で、政府系金融機関の見直しについて「原則論として政策金融を廃止する方向に行ったらいい」と述べ、廃止・縮小が避けられないとの認識を示した。ただ「現在の金融状況などをみながら経過措置を十分とって政策金融の転換を図っていくべきだ」と、急速な縮小には慎重な意向も明らかにした。

 民主党の辻泰弘氏に対する答弁。財務相は「特定の分野において必要な(政策)金融もある」としたうえで、政策金融の原則廃止に言及した。