兵庫労働局汚職 「調査不十分」厚労相認める 

 神戸新聞 2004/10/22   

 

 厚生労働省兵庫労働局の汚職事件に絡む裏金問題が21日の参院予算委員会で取り上げられ、裏金の額を約3000万円した当初の同省調査(5-8月)について、尾辻秀久厚労相は「甘いと言われても返す言葉がない」と述べ、不十分だったことを認めた。辻泰弘議員(民主、参院兵庫)の質問に答えた。

 辻氏は、裏金作りに携わった同局職員斉藤剛被告(43)=収賄罪で起訴=が、兵庫県警の調べなどに「約1億7千万円の裏金を工面した」と供述していることを指摘。「(当初の)調査は甘かったのではないか」とただした。

 さらに、現在、実態解明を進めている同省調査班のメンバーをめぐり、「内部の人間だけでは限界があるのでは」と追及。尾辻厚労相は「(担当者は)『必ずうみを出す』と言っているが、万が一の時は私が責任をとる」とした。

 辻氏は、会計検査院による全国の労働局の実態調査を、参院予算委として申請することを中曽根弘文委員長に提案。同委の理事会などで取り扱いを協議する。