危機感、戦術を修正 

 朝日新聞・神戸 2001/05/13  

 

 驚異的な支持率を誇る小泉内閣が発足して2週間余り。7人が立候補へ名乗りを上げている参院選兵庫選挙区(改選数2)の風向きが変わり始めた。

 民主党の支援団体が11日夜に催した決起集会で、各団体の代表らのあいさつには危機感を訴える言葉がちりばめられた。

 立候補予定の辻泰弘氏は、「小泉純一郎氏の改革は競争、効率が重視され、経済の視点が強すぎる。政治の目標は国民の生活を安定させること。この点で論戦を挑みたい」と力をこめた。